想い出の昭和歌謡曲
忘れられない歌がアーケード街で突然流れてきた。
足を止め聴き入ってしまった
流行ってた当時、肌に感じた空気の冷たさが一気に蘇り
懐かしい顔ぶれを想い出す
若さと安い酒が、見えない夢を語らせ、空腹と貧困もみんなで一緒に楽しめた
あの頃を想うと心の一部が温まる
心の奥のいつもは感じない敏感な部分が
小さな生傷のように「痛痒く」感じる。
「青春」とよばれる時期への憧れと後悔か
今の冷たく凍えるこの寒さの感覚は
一体なんなんだ
夢を語った友を失い、人並みの肩書きと蓄えを得
夢を語る気力も失せたのか
残された人生への諦めに似た無力感
歳を重ねてゆく事への不安と恐れ
あの頃は早く大人になりたかった
今は1日の終わりが早すぎる
長いコロナ禍の生活の中で気が弱くなってしまったのかな
イカン。イカン。
夢を語り、想い憧れ、挑戦し続けなければ、
死を漠然と待つただの老人になってしまう
< 痛感した一日である >
2020年12月27日 (日) | SOMA