想い出の昭和歌謡曲

 

 

忘れられない歌がアーケード街で突然流れてきた。

足を止め聴き入ってしまった。

 

流行ってた当時の空気の冷たさが一気に蘇り、

 

懐かしい顔ぶれを想い出す。

若さとアルコールが夢を語らせ空腹と貧困もみんなで楽しめた。

 

あの頃を想うと心が温まる。

 

心の奥のいつもは感じない敏感な部分が

「こそばゆく」感じる。

 

「青春」とよばれる時期への憧れと後悔か。

 

今の冷たく凍えるこの寒さの感覚は

一体なんなんだ

夢を語った友を失い、人並みの肩書きと蓄えを得

夢を語る気力が失せたのか

 

残された人生への諦めに似た無力感

 

歳を取る事の不安と恐れ。

あの頃は早く大人になりたかった。

今は１日の終わりが早すぎる。

 

長いコロナ禍の生活の中で気が弱くなってしまったのかな。

 

イカン。イカン。

夢を語り、想い憧れ、挑戦し続けなければ、

死を漠然と待つただの老人になってしまう。

 

＜　痛感した一日である　＞

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